梅毒はどんな性病?梅毒の原因・感染経路・症状・治療法について
梅毒とは?
梅毒の原因
梅毒は一般的に「性行為」によって感染する性病。病原菌である「梅毒トレポネーマ」が粘膜に触れる事で感染します。
梅毒の感染経路
梅毒は感染者の「体液・血液・精液」などに含まれており、粘膜や皮膚に接触することで感染します。
接触する感染経路 | ||
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体液 | 血液 | 精液 |
性行為での感染は、性器だけでなく口や肛門などの接触が含まれます。
接触する感染経路 | ||
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コンドームなし |
フェラ | クンニ |
また、口内に虫歯や裂傷があるとキスなども感染経路になります。
梅毒の潜伏期間
梅毒の潜伏期間は「3週間〜6週間」前後。その後体外に症状として現れる事が多い病気です。
梅毒の症状
梅毒は治療をせずに放っておくと、どんどん進行し取り返しのつかない事態にも発展します。その症状は1期〜4期に分かれていますので順を追って紹介します。
第1期(初期)
口・性器・肛門などに「デキモノ」が出現する。最も分かりやすいのが口にできる「デキモノ」。3ミリ〜数センチ程度の「腫物」ができます。
この「腫物」は一定期間経つと消えていきますが、梅毒トレポネーマが消えた訳ではなく、体内に潜伏します。
この状態で性行為をすると、相手にも梅毒を映してしまいます。
第2期(中期)
梅毒の治療をしないまま、3か月程度放置すると、今度は「手の平・足裏・体全身」に赤い発疹が現れます。この発疹は痛みや痒みを伴います。
第3期(中期)
梅毒トレポネーマは体内に残ったままで放置を続けると、発疹が体中に広まり、全身で炎症を引き起こします。
第3期(末期)
梅毒に感染をしてから数年経ってしまうと、体中の発疹に加え、筋肉・臓器の腫瘍が現れ、最後には脳や心臓に傷害を与える事があります。
第1期から第4期までの期間は「1ヵ月から10年」と長く、初期の段階で身体の異変を感じた場合、すぐ病院に行く事をオススメします。
梅毒の検査
梅毒は感染後「1か月(4週間)」以上経っていれば採決による血液検査で確認することが可能です。
検査 | 1か月(4週間)以上で受診可能 |
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検査内容 | 血液検査 |
仮に体に不調があり、思い当たる性行為があった場合には時期をみて受診するようにしましょう。
最近は受診結果をインターネットで確認する事も出来るため、検査結果を知る為に態々来院する必要がない病院も増えています。
当然、梅毒陽性だった場合は通院が必要となりますが、気になる人は早めの受診がオススメです。
梅毒の治療法
梅毒の治療法は、ペニシリン系の抗生物質の投薬や筋肉注射で行います。
梅毒の治療法 | 抗生物質の投薬 |
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抗生物質の筋肉注射 |
梅毒の受診
梅毒の疑いがある場合、泌尿器科・性感染症内科・皮膚科で受診してください。
梅毒の受診 | ||
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泌尿器科 | 性感染症内科 | 皮膚科 |
陰部以外の場所に発疹がある場合、別の皮膚病の可能性があるので「皮膚科」を受診する事をオススメしています。
梅毒治療の注意点
梅毒は一度かかると自然治癒しません。感染後しばらくすると「腫物」の症状は消えますが、内部に籠っただけで、感染状況は続いています。
梅毒は症状が進行すると治療期間が長くなるので、なるべく早期発見・早期治療を心掛けてください。
2013年から日本で梅毒が急増中
梅毒といえば名前は聞くことがあるけど自分には無縁の性病と思っている人もいる事でしょう。
しかし日本では2013年頃から梅毒が流行しており、現在でも毎年のように新規感染者数が増えています。
日本で梅毒が増えているのは複数の原因が考えられますが、これといって主原因が特定できない状況。下記では予想できる原因について紹介します。
外国人の風俗利用
まず日本で梅毒が流行している原因の1つが「外国人の風俗利用」が考えられます。2013年といえば、当時の安倍政権が日本を観光立国にしようと観光客の外国人を大々的に受け入れ始めた時期と符合します。
特に中国人が日本に来て爆買いをするのはニュースにも取り上げられて記憶に新しいと思います。しかしこの中国人は裏では日本売春ツアーなどを画策しており、これにより梅毒が流行する原因になったと言われています。
日本のフリーセックス化
さらに外国人から広まった梅毒が、若い人を通じて一般人の感染にも繋がっています。
特に最近は恋人以外とのフリーセックスを行う若者が多く、これも感染拡大の要因と見るのが正しい判断だと思われます。